インターンシップ(就業体験)は国土交通省の「若年内航船員確保推進事業」の施策に基づき、水産高校の生徒を対象として卒業後の進路として内航船員への就職増加を目的としています。
今回は、三重水産高校機関専攻科1年生の生徒1名がインターンシップに参加されました。
当日は、気温が35度を超える猛暑日の中、午前中は事務所にて、陸上社員による会社説明およびタグボートに関する説明動画の視聴を通じて座学を実施しました。午後からは、実際にタグボートに乗船しました。
午後の乗船に向けて移動する車中で生徒さんは、傍目にも緊張している様子がはっきりと見て取れましたが、乗船後は真剣な面持ちで乗組員の話に耳を傾けていました。
機関専攻ということもあり、まず機関室にて主機、発電機、プロペラなどの説明を受け、実際に主機の始動も体験していただきました。

その後、別のタグボートに乗船しました。今回は実際の作業予定がなかったため、同校OBの船長に名古屋港内を運航していただき、岸壁の説明や停泊している船の船種などについて、さまざまな説明を受けました。

今回のインターンシップを通じて、参加された生徒さんがタグボートの業務について理解を深め、将来的な就職の選択肢の一つとして、タグボートの機関長を目指してみたいと思っていただければ幸いです。