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【第10節】なでしこリーグ観戦記 (5/17)

前節(第9節)横浜に乗り込んだラブリッジは10位日体大と対戦し8-0と大勝。前半3-0として優位に立つと、後半も勢いを緩めることなくゴールラッシュ。ラブリッジは快勝し、順位は再び3位に浮上した。後半10分過ぎから出場した藤原選手もゴール前で本領を発揮し、2ゴールを決め活躍。前節は見せ場が無かっただけに(本人曰く30点の出来)、少しはその鬱憤が晴らすことができたか。

迎えた第10節、ラブリッジは首位静岡SSUポニータと対戦。ここまで静岡は7勝0敗2分けで勝点23。特筆すべきは9試合で得点29、失点3と正に「横綱相撲」で無双状態。今や本家大相撲でもそこまでの横綱はいない。

当日は「観客1000人プロジェクト」と銘打った試合で、スタジアムにはいつも以上に多くの観客が詰めかけた。ラブリッジのクラブ施設がある瀬戸市との縁で、瀬戸市出身で瀬戸市観光大使を務める女優の瀬戸朝香さんも応援に駆けつけ、より一層華やいだ雰囲気となった。

この試合、ラブリッジにとっては、静岡との勝点差7で、これ以上絶対に離されるわけにはいかない大事な一戦で、試合2日前に藤原選手には「負けられない戦いがそこにある」と使い古されたフレーズで檄を飛ばしたが、本人はそのフレーズを知らず、完全に肩透かしとなった。

試合開始。藤原選手は控えスタート。試合後半の勝負どころで彼女の突破力が活きると確信する。

試合は前半からラブリッジが攻勢をかけるも、さすが首位静岡はチーム力が高く、パス回しも正確で且つパススピードも早く、簡単には崩れず拮抗した状態が続いた。  

それでも前半37分、ラブリッジがフリーキックからの折り返しに合わせ待望の先取点を挙げた。その後も持ち味のパスサッカーが機能し、ラブリッジの良い流れが続き、4分後にもボランチが左サイドからセンターに上げたパスに相手DFの裏に出たFWが反応し、鮮やかに流し込み2-0となった。とにかくこの試合はどんな形であれ勝利することが至上命題だったので、その意味ではこの上ない試合展開となった。

後半10分、いよいよ藤原選手がピッチへ。前線でのポストプレーと持ち前のスピードで、チャンスがあれば追加点を期待していたが、相手のマークがきつく、なかなかボールに絡めず、チャンスが巡ってこずに時間ばかりが過ぎた。後半も残り僅かとなり、「ワンチャンあれば・・」と期待していたところ、後半41分その時が来た。自陣のボランチから藤原選手に縦にパスが入り、左サイドに流れてドリブル、相手DFをかわし、置き去りにするとペナルティーエリア左角外から左足を振り抜きミドルシュート。ボールはゴール右角ポストに当たりながらゴールに突き刺さった。ゴール!値千金のビューティフルゴールとなった。

実は2日前に藤原選手に檄を飛ばした際に「87分頃に決勝ゴールが見たい」「左サイドを駆け上がってのミドルシュートを期待する」と勝手なイメージを伝えていたので、決勝ゴールではなかったものの、勝手にイメージしたシーンが現実のものとなり、しかも目の当たりにして正直驚愕した。

試合は藤原選手のダメ押しゴールもあり3-0でラブリッジの勝利。首位静岡に初黒星をつけての完勝で、勝点差も4に縮まる価値ある勝利となった。静岡との次の対戦はリーグ戦の最終盤の21節だが、静岡に「手強いラブリッジ」を印象付けるのに十分だったと思う。いよいよ追撃態勢が整ったと言えよう。

次節はリーグ戦前半戦の最後の試合で相手は7位の岡山湯郷BELLE。ホームスタジアム(CSアセット港サッカー場)での試合は次節が今シーズン最後となる為、是非とも勝って終わりたいところ。「負けられない戦い」はまだまだ続く。Forza  Loveledge!

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