お知らせ
【なでしこリーグ観戦手記】2025年9月6日(土)第17節:VS ニッパツ横浜FCシーガルス
9月6日(土)、「なでしこリーグ1部」第17節、当社が応援する朝日インテック・ラブリッジ名古屋の試合を観戦してきた(vs ニッパツ横浜FCシーガルス)。ラブリッジは前節まで11勝3分け2敗、勝ち点36で首位。しかしながら、先週、夏休み明けの初戦で2位「伊賀くノ一三重」との直接対決に試合終了間際の失点で敗戦。伊賀くノ一との勝ち点差が5に縮まり、今節は踏ん張りどころとなる大事な試合だった。
会場は豊橋市民球技場。他のホームゲーム試合会場と異なり、会場へのアクセスは最高でありがたい(豊橋鉄道の最寄り駅から徒歩2分)。またサッカー専用スタジアムのため、トラックのある陸上競技場と異なりピッチまでの距離が近く、芝のコンディションも良好で、観る側にとってはうれしい限りだった。
当日は豊橋魚市場協賛マッチデーで、試合前、スタジアムの外では魚市場の若い衆がサンマの塩焼きを販売。サンマを買い求める長い列ができていた。小職もそそられて列に並んだものの、待ちが長く、試合観戦を優先してやむなく断念。
試合は厳しい日差しの中、1500にキックオフ。ラブリッジのスターティングイレブンはけが人も復帰して現状のベストメンバーと思われる。前半、ラブリッジが押し気味に試合を進めていたが、ラブリッジ本来の細かくパスを繋ぐサッカーがあまり機能していない印象を受けた。また、コーナーキックは7本を数えたが、いずれも得点に至らず、膠着した状況が続いた。前半はこのまま0-0で折り返すかと思われたが、ロスタイムに得た8本目のコーナーキックでゴール前の混戦からヘディングシュートが相手オウンゴールを誘い、貴重な先制点を得た。この時間帯での得点、前半を1-0で終えたことは大きい。
ハーフタイム、横の席で応援していたラブリッジのユニフォームを着た50代くらいの女性2人に話しかけると、2人はラブリッジの選手(貴重なレギュラーのダブルボランチ)のお母様方だった。広島と宮城から応援に来られたとのこと。我々がユニフォーム袖にプリントされた商船三井グループであることを話すと、お母様からは「娘から「商船三井グループはいい会社なんだ」と聞かされています」と思いがけずうれしい言葉を頂いた。こちらからは「6月の商船三井グループのマッチデーで娘さんをMVPに選んだのはこの私です!」とアピールするなどしてしばし談笑した。
さて後半、早めに追加点を取って楽になりたいところだったが、相変わらずボールは支配するものの、動きの精度が上がらず、じりじりした展開となった。しかし中盤になり、漸くコーナーキックからヘディングシュートが決まり、待望の追加点で流れはラブリッジへ傾いていった。後半終了間際には更にコーナーキックからヘディングシュートが決まり、終わってみれば、いずれもセットプレーからの得点で3-0の快勝。セットプレーばかりではなく、パスの流れの中からの得点も欲しかったが、ここは欲張らずに、「勝てば良し」といったところだろうか。思えば、セットプレーでの左右のキッカーはお母様方の2人の娘さんが務めている。いつもながらだが、2人の貢献が光った試合だった。
この結果、ラブリッジは勝ち点39となり、優勝に向け貴重な勝利となった。翌日2位の伊賀くノ一が引き分けたことで、勝ち点差は7に拡大し、いよいよ初優勝が近づいてきた。選手の皆さんには残り5試合、油断することなく戦ってもらいたい。
